往来物手習い

むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。
寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。


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何もしなくていいのが究極のファシリテーション

28日の晩は、その日の日記でご紹介した「第1回なごやみどりダイアログカフェ」に行ってきましたので、そのご報告です。

たぶん参加者は定員90名を軽く超えていたのではないかと思われるほど、会場は開演前から人と熱気に溢れムンムン状態。

最初に話し合うテーマと大まかなタイムテーブルの確認があっただけで、進行手順やまとめ方などについての細かいインストラクションがなく、ちょっと戸惑ったのですが、事前に問題意識や前提条件はある程度共有されているわけですし、さまざまな世代の人がごちゃ混ぜになって話し合う場が生まれていて、手取り足取りのお膳立て準備がなかったことが、かえって場のエネルギーに火をつけていたような感じがしました。

ただ、名古屋に生まれ育った私ではあるのですが、今は四日市に移り住んでもう15年経ち、里山保全の活動をしているわけでもなく、言ってみれば部外者のような私が、なぜこうした場に参加したか?と問われると、たまたま会議でその日の午後名古屋に居たということ、夜の予定が空いていたということ、縁ある人たちが企画・運営に関わっていて、知っている人も沢山集まるであろうから、その人たちに会いたい、ということぐらいで、それ以外にあまり積極的な理由は見出せなかったのですが・・・(笑)。

そんな私ではありますが、企画・運営の唐木さんから、グループセッションのファシリテーター役を期待されていたようだったので、1回目のセッションでは、発言された内容からキーワードを抜き出して付箋に書き取ってホワイトボードに貼り付けながら、話の流れを整理する作業をしていましたが、同じグループにみえたマエキタミヤコさんが絶妙な進行と取りまとめをされ、ほとんど出る幕はありませんでした。

また2回目のセッションでも、私以外にブレーンストーミングやKJ法を用いたファシリテーションができる人がグループメンバーの中にいたので、私は何もせずただ見守るだけでした。

でも、私が何もしなくてもほとんど問題なく場がスムーズにまわるという、いわば「究極のファシリテーション」ができていたと言えるかもしれません(笑)。

なるべく多くの人たちが発言できるチャンスをつくるとか、アウトプットのスタイルを最初に伝えておくとか、進行について気になったところを細かく挙げればキリがないのですが、そうした細かい技術的なことはあくまで手段にすぎず、本質にかかわることではないのです。

参加された多くの人たちは、形式的な会議としてではなく、自由に気楽にしゃべれるこのような場が持たれたこと自体が画期的だったと評価していました。

場づくりの要点とは、その場にいて心地よいと思えるような雰囲気やダイナミックな動きをどうしたらつくりだせるか、という部分にあるのだということを再確認させられた、とても有意義なイベントでした。

イベントの最後のあたり、マエキタさんが河村市長に話し合いの結果を提言しているシーンの一部分がYouTubeにあがっていました。



いろいろな方がすでにブログ等に報告文を書かれていますので、イベントの中味について、詳しく知りたい方は下記のリンク先をご覧ください。

●カズオの仕事術&人生術!

●関口威人ブログ

●グッドニュースジャパン


※名古屋に住んでいない人にとっては、この内容についてはあまりピンと来ないかもしれません。次のサイトやブログ、ビデオ映像等も参考にしてください。

●相生山緑地

●なるぱら 名古屋市政の備忘帳

●動物写真家 小原玲のブログ


●宮崎駿監督×河村市長 トトロの森でばったり会談

posted by Akinosuke Inoue 21:40comments(0)trackbacks(0)pookmark


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