往来物手習い

むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。
寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。


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公開討論会「大口町の未来を考えるフォーラム」

昨日書いたように、昨晩は、犬山市の南に位置する大口町(愛知県丹羽郡)で、11/1に予定されている町長選挙に向けた公開討論会「大口町の未来を考えるフォーラム」のお手伝いをさせて頂きました。

その様子は、主催団体である町民活動まかせてネット(NPO、市民活動の中間支援組織)のブログにアップされていますのでごらん下さい。

政治絡みの企画であるため、特定の候補者に有利に運ぶことがないよう、町の在住在勤者、利害関係者ではない第三者をコーディネーターに立てる必要があるということで、依頼を受けたのが開催日の5日前のことでした。

たまたま月1回大口町にお邪魔している勉強会が21日(水)にあり、そのときに主催団体の代表の方に、会の趣旨や経緯などを伺って、進行についてなどの打合せができたものの、あまりに急な話だったので正直戸惑いました。

また、先週は血圧が高めの日が続いて気分も落ち込みがちでしたし、一昨日の第6回豊森なりわい塾初日は、足助里山ユースにて、地元の人たちとの交流会という企画だったのですが、朝からずっと体調が悪く、開始時間ぎりぎりに滑り込みで参加するという状態だったのです。

さらに、豊森なりわい塾2日目(日曜日)マネジメント講座のプログラムは、平山恵さんをゲスト講師に迎えての企画で、私自身が講師を務めるわけではなかったのですが、企画者として、総合ファシリテーターとして全体をつねに把握していなければならないポジションにいました。

というような具合で、この土日はかなりタイトで、「もうすこし良い状態の時なら・・・」とも思いましたが、余裕があったからといって、体調が良かったからといって、ちゃんとした仕事が出来る保証などありません。

一旦引き受けたからには、もう腹をくくるしかないな〜と思ったのですが、8年前に、東北の仙台市で開かれた「第1回東北地域通貨サミット」という催しに、基調講演とパネルディスカッションのコーディネーターという大役を依頼されたことがあり、そのときはうつ症状がかなり酷い状態にあったにもかかわらず、自分でもビックリするぐらい上手くやれたことを思い出したのです。

「火事場の馬鹿力」といいますが、人間は土壇場に追い込まれると、時として思ってもみないような力を発揮してしまうことがあって、断崖絶壁に立つ体験というのも、ある意味大事なことなのでしょう。

H18年度から実施されている町の総合計画の冊子も5日前に手に入れ、町政の今後の方向性などについては事前に概略をつかんで会に臨んだものの、私はいままでに政治討論会のコーディネーターというのはやったことがありません。

外見的には落ち着いているように見えたかも知れませんが、開演15分前に会場に入るという有様で、どんなストーリーで進行すればいいか、会が始まるまで確としたものは何も思い浮かばず、頭の中は真っ白! 今だから書けますが、何が起きるか内心はドキドキ!ヒヤヒヤ!だったのです。

最初おふたりの候補者にそれぞれ15分以内で、自己紹介と最優先課題について述べて頂いた後は、私が出す質問に対し、3分以内で答えて頂くという形で会は進めたのですが、その発言の順番は、私が恣意的に指名すると偏りを生じてしまう危険性がありますので、くじ引きとサイコロ、乱数表を組み合わせて用い、並んでいる数字が奇数か偶数かで決定し、不公平が生じないよう配慮しました。

最初の質問「好きな女性のタイプは?」で、会場の雰囲気が少し和みましたが、その後はなかなか笑いが取れず、ちょっとカタクルシイ進行になったかもしれません。こういうときの話術はもっと学ばねばいけませんね。

町政全般、財政、教育、福祉、地域安全・・・と型通りの進行ではありましたが、どちらかの候補者に偏ることのない中立のスタンスで、お二人の政策や得意分野、考え方の違いを浮き彫りにすることはできたのではないかと思います。

また、最後の締めの所でも述べたのですが、住民主導でこのような会が持たれたというのは非常に有意義なことでしたし、200名の会場に立ち見が出るほどの盛況ぶりで、住民の皆さんの政治に対する関心が高まっていることも感じました。

近隣の自治体も含めて、このような討論会が持たれることは今までにほとんどなかったようですが、こういうことが当たり前に行われるようになることが大事なのでしょう。

拙い進行役でしたが、とっても良い経験をさせて頂き、主催団体の皆さんには感謝しています。おつかれさまでした!
posted by Akinosuke Inoue 23:59comments(0)trackbacks(0)pookmark


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