往来物手習い

むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。
寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。


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第5回つんどくらぶをふりかえって

今日は19:30から、昨年10月からスタートした、本を読んでなくても参加できる読書会「つんどくらぶ」第5回があり、5名の方が参加くださいました。

こうした会はメンバーが固定しがちですが、先回も今回も初めての方の参加があったのはうれしくおもいました。

 

つんどくらぶは、にんげん図書館と寺子屋塾の共催イベントで、お題本はにんげん図書館の館長であり寺子屋塾生でもある山本茜さんと相談して決めているんですが、これまで4回のお題本は以下の通りです。

 

第1回 平田オリザ『わかり合あえないことから』

第2回 平井雷太&山下剛『教えない教育、治さない医療』

第3回 内田樹『先生はえらい』

第4回 小野美由紀『傷口から人生。メンヘラが就活に失敗したら生きるのが面白くなった』

 

 

今回のお題本、阿部謹也『自分のなかに歴史を読む』は、四年ほどまえに茜さんから教えてもらって読んでわたしの愛読書となり、塾生など若い人たちに積極的に薦めている1冊。

 

いつものように予めセレクトしておいた、お題本のハイライトとおもえる箇所を3箇所ほど声に出して皆さんで読み、感想をシェアしました。

皆さんが終了時に書いて下さった感想文をご紹介することで報告に代えます。


●もやもやとしています。。。1度読むだけでは足りない、何度かじっくり読みたい、と思える本に出会いました。考えること、感じること、積み重ねの中で「今」の自分ができること、未来を感じることで、「今」の自分ができること。過去、未来の中にある今、という感覚が、今まで「今」を点としてとらえていたので、新しい感覚でした。「それをやらないと生きられないテーマ」という言葉から、もっともっと気づけることがありそうです。



●「わかる」ということから自分の変化につなげて考えたのは、はじめてだった。何かまた自分を見つめ直すことができたと思う。「今」を考えるってどういうことか、わからなかったが、過去と未来と今がつながっている・・・簡単に切り離せないと感じていたことが、言葉にできるようになって、またひとつ分かった気がした。



●つんどくらぶは全部本を読まなくてもいいので、参加するハードルが低く、少人数で深く語り合って、とても濃い時間を過ごしました。一人だと考えが偏ってしまいますが、みんなと対話することによって、共感したり、こんな考えがあるのだなぁとアタマがほぐれます。今回の『自分のなかに歴史をよむ』は読めば読むほど、すごい発見がある深い本で、とても楽しい読書会でした。まだ70ページしか読んでなかったのですが、つんどくらぶは安心して参加でき、これからまだ読んでいないページを読むのが楽しみです。



●今回は2回目の参加で一通りテーマ本を読んで来ました。結構難解な内容のため、忘れてしまった部分もありましたが、皆で共有した部分については、理解が深まったような気がしました。



●今回はばっちり読んで、付箋まで貼って読みましたが、読めば読むほど考えさせられてしまう1冊でした。過去と現在、そして未来。だれにとっても同じ言葉でも一つとして同じものはない。皆さんの意見も考え深く聞かせて頂きました。また機会を見て読み返してみたいと思います。
ただ、私の悪いクセで、今回もしゃべりすぎてしまいました。その点は申し訳けございません。次回もまた参加できれば良いと思います。ありがとうございました。

 

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つんどくらぶは当面偶数月の第3木曜に定期開催していきますので、第6回は8/18(木)19:30〜21:30です。
定員8名と少ないので早めにお申し込み下さい。(^^)/
posted by Akinosuke Inoue 23:41comments(0)trackbacks(0)pookmark


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