往来物手習い

むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。
寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。


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むかし書いたコラム記事から(その15)

第15回「田植えまつりを企画してみて」

大型連休もいよいよ今日で一段落ですが、いかがおすごしですか。
私は毎月最終土曜日の午後は、NPOをテーマにした学習会を企画しているのですが、4月はみどりの日が最終土曜日だったので、GWの初日に会議室でNPOのお勉強といっても、行きたいなと思う人は恐らく少ないだろうということで、交流会も兼ねて、菰野町に住む知人の田圃をお借りして「古代米 田植えまつり」を企画しました。
好天に恵まれたこともあり、参加者は大人子ども合わせて50名近く。
今年は例年よりも低温の日が続いたためか苗の育ちが遅くて、予定していた量の半分以下しかできませんでしたが、5畝(1反の半分)ほどの面積を手植えでやり、とくに子どもたちは大喜びでした。
また、菰野町には、赤米、黒米といった古代に栽培していたお米の研究をしている方がみえて、田植えを指導していただいただけでなく、古代米にまつわるよもやま話を伺うこともできました。
私は5年前にも手植えで田植えをやったことがあったのですが、人数が少なかったために、同じぐらいの面積の田植えをするのに、朝から夕方までまる1日かかってしまいました。
昔は田植えの機械などなくても、1反を1人が1日でやったと聞いて驚いたものです。
農業従事者の高齢化がすすみ、今農家で仕事をしているのはほとんど60〜70代のおじいちゃん、おばあちゃんで、後継者の問題はかなり深刻です。
都会生活をしていれば、毎日あたり前のように食べているお米が、どんなふうに作られているのかを知る機会はめったにありません。
食料の生産は誰かが担わなければならない仕事ですから、子どもの頃から農業体験を積んでおくことは大事なことのように改めて感じた1日でした。(2000.5.7)

posted by Akinosuke Inoue 10:38comments(0)trackbacks(0)pookmark


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