往来物手習い

むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。
寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。


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むかし書いたコラム記事から(その16)

第16回 「健康を目的としない食生活講座って?」


私は16歳のときに大病をしたのですが、医者から見放されたおかげで、自分の身体と自分自身が向き合うようになり、それまで全く考えたことも無かった自然環境のことなど、いろいろなことを考えるようになりました。
さまざまな健康法や健康食品を試した結果、7年かかってようやく、そうしたものに頼ることよりも、日常の食べている物こそが大切だと気づくことになったのです。

それ以来私は玄米と野菜を基本とした食事をなお続けていて、治らないと見放された病気もよくなりました。

しかし、そうした食事がどんなに素晴らしいと説いたところで、それはあくまで私の個人的な体験にすぎません。

まわりの人に勧めれば勧めるほどかえって反発を生み、最初の10年間は、私のまわりで玄米を食べてみようという人は一人も現れませんでした。
そこで、伝え方を変えることにしました。

私は「玄米を食べなさいと絶対に人には勧めない」「どんな食事をすればいいかを私が一方的に教えない」「健康になることを目的にしない」というルールを自らに課して、徹底的に皆さんの話を聞くことにしたのです。

すると、「玄米が身体に良いという人もいるけど、消化が悪いから良くないという人もいて、どっちが正しいのかわからない」「身体に良いってことは分かっていても、値段が高いからできない」「一度は玄米食を始めてみたけれど、長続きしなくてやめてしまった」「理想と現実のギャップが大きく、そのことでストレスを感じてしまう」などなど…皆さんが抱えている悩みがわかってきて、私が何をすればいいのかが少しずつ見えてきました。
体質や環境は一人一人違いますから、食生活に唯一の正解などないのです。

私にできることは、皆さん一人一人が抱えている問題や学びたいテーマを持ち寄れる場をつくり、そこで話題を共有することでお互いが学び合い、その解決方法を自分で気づけるようにすることです。

私の言うことを鵜呑みにしないで、自分の身体と自分で向き合い、自分自身と対話しながら自分で判断できるのでなければ、私にただ依存しているだけだからです。
「食生活のセルフデザイン講座」というのはこんな経緯で生まれ、果たしてこんな講座に参加して下さる方がいるのか全然わからなかったのですが、3年前からかれこれ各地で30回以上もさせてもらっています。
今月22日から桑名の星見が丘にある「○○○○○」で始まりますので、おもしろそうだなと思われた方はご参加ください。

子連れの参加OKです。
今回もまたまた講座のPRになってしまってごめんなさい。

※講座のPRについては、これからの開催と取り違える人がでないように、開催場所を伏せさせていただきました。

posted by Akinosuke Inoue 19:41comments(0)trackbacks(0)pookmark


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