往来物手習い

むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。
寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。


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むかし書いたコラム記事から(その20)

第20回「“おるたなてぃぶ”って?」

メールマガジンぴけの読者が800名を越えたようですね。
あたりまえの事ですが、人間は十人十色で感じ方や考え方は一人一人違いますから、私のこの文章もいろいろな受けとめ方をされているんだろうなと思います。
でも、そうは解っていながらも、こうして毎週書いていると、読んでどう思われるだろうと気になることがときどきあります。
たとえば、塾業界ではよく、生徒募集の新聞折込広告は1万枚のチラシを入れて1人───つまり効果は0.01%などと言われているのですが、メールニュースの世界ではリアクションは1%ほどという話を聞いたこともあります。
ところで、どうも私はメジャーなものよりもマイナーなものに魅かれるヘソマガリ(?)なところがあるようで、よく知られているようなことにはあまり興味がなく、そこからちょっと外れたところに面白いものを見つけるのが得意です。
主流に対して「もう一つの」という意味の“オルタナティブ”という言葉がありますが、私が大切にしているのは、マイナーであっても殊更にまわりに共感を求めず、淡々と自分の道を歩み、だからといってまわりからの反響は無視しないという姿勢です。
私がここで書いているような話題は、決して大衆ウケする内容ではないと思いますし、興味をもって読んで下さるのは実際には1%よりもっと少なくて、もしかすると新聞折込広告並の数字かもしれません。
でも、逆にそれだからこそ、読んで下さっている方からの何らかの反響があったときは嬉しいものですネ。
先日も、「地域通貨」の話題を書いたときに、NHKで放映された『エンデの遺言』という番組を紹介したところ、それを見逃した方からビデオを見たいというメールをいただいて、とても嬉しい思いをしました。
もちろん、良い反応ばかりではなく、「何が言いたいのかさっぱりわからない」というようなご意見も戴きます。
でも、そういう言葉をきちんと相手に返すということは、私自身はなかなかできないことなので、とても有り難いと思います。
『歎異抄』の12条に「人から悪口を言われないような思想は本物ではない」と書いてあったところを読んだ私は、思わず「そうだ!そうだ!」とうなずいたのですが、でも、親鸞聖人は、「悪口を言われる思想こそが本物である」と言ったわけではないんですよね。
みなさまからのこのコラムへのご意見ご感想を心よりお待ちしています。
何よりも励みになりますので、どうかこれからも応援してください。(2000.6.11)

【お知らせ】寺子屋プロジェクトも独自ドメインを取り、ホームページの移転がようやく完了しました。気が向いたら覗いてやってください。
posted by Akinosuke Inoue 21:35comments(0)trackbacks(0)pookmark


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